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街・お店

2023.02.07

田園調布の東側はすてきなお店がたくさんでした

前回の記事「田園調布の西側ですてきな街並みと自然に癒されました」はこちら

 

田園調布の駅東側を中心に、魅力的なお店をご紹介します。

暮らしへの感度が高い層が集まっているだけあり、素敵なお店がたくさんありました。

 

 

歩いたのは、黄色い丸で囲ってあるエリアです。

丸と文字が重なってしまって読みにくいかと思いますが、記事の最後に見やすいものを載せています。

 

 

駅の東側には、老舗の和菓子屋やおいしいパン屋など、地域の方に愛されている店が並ぶ商店街が伸びています。

今回ご紹介するのは、商店街を抜けまっすぐ歩いて行った先にあるお店ですが、商店街もとても素敵な雰囲気でした。

 

 

道中に自然に電話ボックスや、たくさんのベンチが並んでいて驚きました。

私は田園調布を歩いてみて「暮らしやすさに配慮されていて」「余裕のある雰囲気が漂っている」街だと感じたのですが、こうした設備からもその印象がわかるかと思います。

夕方になると、下校途中の小学生や、駅前のスタバの紙コップをもった若者がベンチに座っていて、ますますのどかな雰囲気でした。

 

 

商店街を抜けると、小規模なアパートやきれいな一軒家が並んだ道になります。

西側とはまた少し雰囲気が違いますが、落ち着いていて温かみのある雰囲気は同じです。

 

道なりに15分ほど歩いていくと、最初にご紹介したいお店があります。

東京1と名高いシナモンロールのお店「Hari」です。

開店1時間ほどで売り切れてしまうこともある、幻のシナモンロールのお店です。

 

 

このお店の最大の特徴はスリランカのセイロン・シナモンを使っていることです。

オーナーが、スリランカで過ごした経験からこだわりを持っており、毎年シーズンになると現地へ出向いてシナモンを選定しているのだそうです。

また、営業日の前日22時から仕込みを始め、天気や湿度に合わせて生地や材料を調整しているんだとか。

季節に合わせていろいろな限定が出ており、いつも数多くのおいしそうなフレーバーが並んでいます。

 

 

悩みに悩んで、シンプルな「プレーン」、人気ナンバーワンの「ハニーナッツ」、季節限定の「シトラスジンジャー」のセットを選びました。

 

珍しいサイコロ型は、理想の食感になるようにこだわった結果なのだそうです。

箱を開けた瞬間からシナモンを感じます。

ふわふわの生地に、上品なシナモンの香りと、優しい甘さで口と鼻が幸せになりました。

ハニーナッツとシトラスジンジャーは、ふんだんに使われている材料の香りや香ばしさが感じられ、どれを食べても「これが一番おいしい」と思いました。

 

 

同じお店でシナモンクッキーも買いました。

口に入れる前から食べ終わる瞬間まで、紅茶のようにも思えるシナモンのいい香りがめいっぱい感じられます。

サクサクしてるのに口に入れるとサラサラ溶けていくような食感も最高です。

 

Hariは、平日は並んで購入する方式・休日は予約制になっています。

営業時間も変則的なので、行かれる際はお店のInstagramの確認をおすすめします。

 

Hariを出て商店街に続く道を戻っていくと、少しそれたところにカヌレのお店「COMME PARIS」があります。

田園調布の下調べをしていたとき、予測変換で「田園調布 カヌレ」と出てきて、調べたところ、ここのお店のことでした。

お店の前を通るだけで、小麦粉とバターが焼ける甘い匂いがします。

 

 

ここでは一口サイズのカヌレを中心に、小さい焼き菓子を売っています。

カヌレは、ラム酒の香りとカスタードの優しい甘みが特徴の、近年流行しているフランスの焼き菓子です。

 

 

ここのお店のカヌレはなんといってもサイズ感がかわいく、もちゅっとした食感がおいしかったです。手土産にも喜ばれそうです。

 

最後にご紹介するのは、駅の北西側にある老舗の「PATE屋」です。

個々のお店は、自由が丘駅と田園調布駅の中間くらいにあり、先ほどの2件とは離れているのですが、どうしても外せなくて行ってきました。

古くから地元の人の支持を得ている老舗だそうで、店構えからときめきます。

 

 

中に入ると、ショーケースにたくさんのパテやペーストが並んでいます。

馴染みのない名前や、味の組み合わせも多く、心惹かれてしまいます。

 

 

お店の看板「レバーパテ」と「かきとほうれん草のペースト」「きのこペースト」を頂きました。

レバーパテはレバーのまろやかな旨みが癖になる味でした。

かきとほうれん草は、牡蠣のいい香りがはっきり感じられ、家族に一番好評でした。苦みもエグみもなく、生牡蠣が苦手な私も、生牡蠣大好きな家族もおいしくいただきました。

きのこペーストはブランデーと生クリームで伸ばして料理に使うのがおすすめだそうなので、鶏肉を焼いてかけてみました。チーズみたいな強い旨みとコクがあり、優しい香りで贅沢な味でした。

どれも食卓が豊かになる小さなぜいたく品でした。

 

今回事前に調べて、3軒選んで行ったのですが、お腹に余裕があれば行ってみたいお店が他にもたくさんありました。

 

田園調布が分譲開始当時軍人に人気だったことが感じられる老舗蕎麦屋の「兵隊家」、一軒家の洋館でイタリアンを頂ける「田園調布倶楽部」、長年人気の駅前のケーキ屋「レピドール」は、住んでいる方の人気も高いようで、ランチやお茶に行ってみたいです。

歩いている中でも、入ってみたくなるお店をいくつも見つけました。

田園調布にお出かけの際は、お腹を空かせて、エコバックを持っていく方がよさそうです。

 

 

赤文字で記されているのがご紹介した「Hari」「COMME PARIS」「PATE屋」と、前回の記事でご紹介した「せせらぎ館」「浅間神社」です。

個人的に気になっているお店や飲食店はオレンジ色の文字でまとめました。

 

田園調布は住みやすくきれいな住宅街としてだけでなく、生活を豊かにする街としても大変魅力的な街でした。次のランチのお出かけには田園調布をおすすめします。

 

writer  C.Yamada

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