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お部屋探し

2023.03.03

内見をしよう

引越し・物件探しに欠かせないのが、実際に物件を見て回る「内見」です。

もちろん目で見て回るだけでも雰囲気はわかりますが、しっかり準備してから内見に行くことで、より「自分の住みたい部屋」を見極めることができます。

今回の記事では、内見時のチェックポイントを合計15個お伝えします。

 

まず、物件までは最寄りの駅から徒歩で行くのがおすすめです。

徒歩以外で向かう場合でもなるべく目を凝らし、「駅やバス停から実際にどのくらいかかるのか」「どんなお店や施設があるのか」「街にはどんな人が多いか」「治安的に夜一人で歩いても怖くないか」などを確かめながら向かいましょう。

物件に到着したら、周辺の街灯の多さや、道幅も確認しておきましょう。

 

それでは中に入っていきましょう。

実際の間取りや、生活している様子を想像しながら見て回ってみてください。

気になることがあれば、なんでも不動産会社の担当者に聞いてみてください。

 

メモや写真も積極的に残し、後から見返して検討できるようにしておきましょう。

中で確認することは次の10個です。

 

① 日当たり

 

 

一般的に日当たりがいいと言われている南向きの物件でも、近くに高い建物があると日当たりが悪いこともあるので、物件の向きに関わらず確認する必要があります。

太陽の位置を考えるためには、スマートフォンに入っているコンパスのアプリが役に立ちます。

 

② 遮音性の高さ

 

 

ご近所トラブルで最も多いのが騒音です。

壁に耳を当ててみて、他の人の生活音が漏れてこないか確認しておきましょう。また、窓を開けたときと閉めたとき、それぞれ外からどのくらい音が聞こえてくるかも確かめてみてください。

壁の遮音性の高さは叩いても確かめられます。壁を軽く叩いてみて、中身が詰まっているような音がする場合、遮音性が高いと言えます。

 

③ カビ・結露

 

 

見逃しがちなのが湿気の確認です。私の先輩はそれで失敗し、持ち物がカビだらけになってしまったそうで、「絶対湿気のこもらない部屋を選んだ方がいい」とアドバイスされました。

壁の継ぎ目や窓のゴム部分、サッシの周辺にカビの跡がないか見てみましょう。洗面所や浴室、押入れやクローゼットも隅まで見てみてください。

特に1階の物件、北向きの物件は湿気がこもりやすいので要注意です。

 

④ 設備

 

 

エアコン・照明・ガスコンロ・インターホンなど、備え付けの設備がある場合、確認しておきましょう。設備の位置や個数を正確に把握することで、引っ越し後の間取りが考えやすくなります。さらに、年数や型番を確認することで、性能や消費電力も調べられます。可能であれば動作確認もしておくと、入居後のトラブルが避けられます。

 

⑤ コンセントの位置

 

 

物件紹介ページなどには載っていないことが多いですが、家具配置を考える際重要になってくる情報です。コンセントの位置と数、TV端子のある位置などを確認してメモしておきましょう。

 

⑥ 収納スペース

 

 

間取り図や写真では、実際のサイズ感が伝わりにくいものです。正確なサイズを測っておくことで、引っ越し後どこになにを収めるか考えたり、収納ボックスを事前に買っておいたりできます。ブーツやロングコートをしまいたい方は、靴箱やクローゼットの高さにも注意です。

キッチンや洗面所には、間取り図には載っていない収納スペースがあることもあります。

 

⑦ 水回り

 

 

浴槽やトイレの大きさはさまざまです。自分が使うことを想定して、トイレに座ってドアを開け示してみたり、浴室で体を動かしてみたりして、大きさをつかんでおくと入居後困ることがなくなります。

洗面台に鏡裏収納はあるのか、何面鏡なのかも見ておきましょう。

シャワーの水圧も確認できると良いです。

 

⑧ セキュリティ

 

 

物件によっては、窓のロックが2重で掛けられるところや、雨戸/シャッターが付いているところもあります。しっかり確認すると、入居後の安心に繋がります。

その他にも、ドアスコープとチェーンロックはあるか、鍵はどんなタイプか、ベランダの隣の部屋との仕切りがどうなっているか、隣の建物との近さはどうか、など侵入経路になり得るところは確認しておきましょう。

 

⑨ 電波環境

電波の繋がりの良し悪しは物件によって大きく異なります。例えば木造は電波が通りやすいのですが、鉄筋コンクリート造や鉄骨造は電波が通りにくい可能性があります。

スマートフォンを使って試してみてください。

 

⑩ 家具を持ち込む場所のサイズ

 

 

言わずもがなですが、家具を置きたい場所や、窓のサイズを測っておき、適切なサイズの家具やカーテンを買えるようにしておくと便利です。

このとき、ドアの幅も測っておくと「買った家具が部屋に入らない」ということが避けられます。

 

⑪ 床の傾き

築年数の浅い建物であれば大体問題はないのですが、築年数の古い物件では、ごくまれに地盤沈下などによる床の傾きがあります。気になるときは、ビー玉かスマートフォンの「水平器」「水準器」などのアプリで確認しておきましょう。

 

物件が十分に確認出来たら、建物全体の環境も見ておきましょう。

物件の外で確認することは次の4個です。

 

① セキュリティ

建物全体のセキュリティも確認しておくと安心です。防犯カメラやオートロックなどの設備があるかどうか、ホームセキュリティに加入しているか、見てみてください。わからない場合は不動産会社の担当者にお尋ねください。

 

② ポスト

個人情報が入る場所なので、セキュリティの面でも、抜き取られる可能性が低いものが望ましいです。どんなタイプのものが設置されているか要確認です。

 

③ ゴミ置き場

入居者のマナーがわかる場所です。例えば、違う曜日のゴミが出してある、地域既定のゴミの出し方がされていない、などの状況が見られたら入居者のマナーが良くない可能性があります。入居後のトラブルを避けるためにも見ておきましょう。

物件周辺で過去に住人トラブルがないか、不動産会社の担当者に聞いてみるのも良いでしょう。

 

④ 駐輪場

駐輪中の有無は物件によって異なります。今までは自転車に乗っていなかったとしても、引っ越し後の物件周辺は自転車があると便利な場所だという可能性もあります。有無は把握しておき、後悔のない選択をしましょう。

 

今回は内見の際のチェックポイントをご紹介しました。

住む場所は、長い間毎日付き合っていくことになりますから、入居後がっかりしたり後悔したりすることがないよう、一件一件しっかり見ていきましょう。

不安なことがある場合は、気軽に不動産会社の担当者に聞いてみて下さい。

 

内見時の持ち物・内見までの流れについては別の記事でアップ予定なので、そちらもぜひご覧ください。

 

writer  C.Yamada

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