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REGOLITH

2023.03.23

ライターが代わります

東京では桜が満開を迎えました。

折悪しく今日から一週間雨のようですが、明後日は卒業式なので、桜の花びらが耐えてくれることを祈っています。

 

大学を卒業して新社会人になるにあたり、私は退社させて頂くことになりました。

しばらくは私が書き溜めた記事が公開されていくと思いますが、その後はライター中島が新たな記事をお届けして参ります。

 

 

今回の記事では、半年余り記事を書いてきた感想を書き散らしたいと思います。

 

この半年で、まだ公開されていない記事も含め34本の記事を書きました。

その多くは、行ったことのない街に行ってみて、街の魅力と物件を紹介するものでした。

 

色々な街について調べ、行ってみる中で実感したことは、東京にはまだ知らない街がたくさんあるということです。

 

私は20年近く東京に暮らしてきたわけですが、田園調布の駅前の道路がパリの凱旋門に習って放射状に設計されていることを知りませんでしたし、日本橋馬喰町におしゃれ旋風が吹いていることも知りませんでした。

迎賓館にも、庭園美術館にも、昭和記念公園にも、この仕事を始めてから初めて行きました。

 

休日友達に遊びに行こうとして、「どこに行こうか」「面白いところは大体行っちゃったよね」「東京って案外行くところないよね」という会話をしたことがあるのですが、とんでもない間違いでした。

 

東京には魅力的な場所が数えきれないくらいあるし、それぞれの土地の成り立ちや魅力を調べるだけでも存分に楽しめます。

 

ただ、普通に生活していると、「この街はどう成り立ったんだろう」とか調べる機会も、行ったことのない場所にふいに興味をもつことも、なかなかないですよね。

だからこそ、いつもと違う場所に興味を持つきっかけとして、引っ越しは大きなチャンスなのだなと思いました。

 

物件探しの段階から、行ったことのない街の情報にたくさん触れることになります。

忙しい時は物件情報しか見ないかもしれませんが、余裕があるときにその街の見どころを検索してみたり、散歩してみたりすると「東京にこんな素敵なところがあったのか」という発見があるかもしれません。

引っ越して生活圏が変わった後は、なおさら開拓できるチャンスです。

近所はもちろん、普段使う路線沿いに遠出もしてみたらいいと思います。

 

私にとってはこのライターの仕事が、いつもと違う場所に興味を持つきっかけでした。

この仕事から離れて、行ったことのない街に行く機会は少なくなると思いますが、東京にはまだ知らない街があることをたくさん知れたので、これからは自分で興味を持って調べて行くつもりです。

 

 

また、もうひとつこの仕事を通じて実感したことは、「視点」を増やすと新たな発見があるということです。

 

この仕事でたくさん街歩きをしたり、街歩きに関する情報を集めたりする中で、私の中の視点が増えました。

 

住みやすい街には座れる場所が多いことに気付いてから、新しい街に行くと街中にベンチや休憩所があるか気にするようになりました。

他の方の街歩きブログを読んでから、今まで目に入らなかったタイルのデザインや窓の色形に魅力を感じるようになりました。

宅建の勉強で「用途地域」を学んでから、散歩中にその街がどういう風に使われている場所なのか意識するようになりました。

 

他にもたくさんの視点を学びました。

 

街や家って意識していないと、つい「背景」になってしまい通り過ぎてしまいますが、たくさんの個性や魅力に溢れています。

自分なりの視点を持って注目することで、それに気が付ける気がしています。

 

「視点の多さ」は「感性の豊かさ」だと思うので、これからも新しいことを学んだり、違う視点を持つ人と出会ったりして増やしていけたら、と考えています。

 

それでは、私の半年間の振り返りはこのあたりで終わりにします。

今後は、ここで学んだことを力にして、別の方向から不動産業界の一員として東京の街づくりに尽力していきます。

 

この記事を含め、今までの記事を読んでくださった方に心からの御礼を申し上げます。

引き続き株式会社REGOLITHとトピックスコーナーをよろしくお願いいたします。

 

writer  C.Yamada

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