会社のある馬喰横山について調べていたところ、気になる建物がありました。
「アガタ竹澤ビル」といって、一見ごく普通の雑居ビルなのに、中にはクリエイティブな人たちが集まってギャラリーや雑貨屋を開いているそうです。
最近馬喰横山はおしゃれエリアとして人気が高まってきていますが、その火付け役がこの建物です。
実際に行って、ビルとその周辺を歩いてきたのでご紹介します。

こちらがアガタ竹澤ビルの入り口です。
昭和37年の年季の入った雑居ビルの中に、おしゃれなショップやアートギャラリーが入居しています。
入口からは中のおしゃれさがまったくわからないのが面白いところです。 今回1階と2階に入った2つの雑貨屋をご紹介します。

ビルの入り口横にあって目を引くのが、色鮮やかなスツールが並べられた展示スペースです。
ここは「ロングライフデザイン」をテーマに商品を発掘・販売しているD&DEPARTMENTのデザイン事務所、D&DESIGNです。
月に何日か、不定期でお店を開いているらしく、この日入れたのはラッキーでした。
時期ごとに違う商品を展示しており、今年の9月末までは秋田木工のスタッキングスツールを展示販売しているそうです。
置いてあるものは一点ものらしく、異なる色や手触りのスツールが整然と並べられている様子はタイルやパッチワークのようでかわいかったです。
店の奥には「沖縄で雨ざらしになっていて変色したバケツ」とか、昭和感漂うプラスチックの食器とか、味わい深い雑貨が並べられていました。
D&DESIGNを出たら、薄暗い階段を上っていきます。
2階には雑貨屋とカフェがありました。店舗の入口はやっぱりちょっと薄暗くて「入っていいのかな?」と思うんですが、入ってみると雰囲気のある空間が広がっています。

こちらは雑貨屋のeläväⅡです。
このお店は、minä perhone(ミナペルホネン)というフィンランドの文化に着想を得たブランドのショップだそうです。eläväはフィンランド語で「暮らし」の意味で、馬喰町に2店舗あるので、「Ⅱ」とついています。もう一つの店舗も行ってきたので、後ほどご紹介します。
こちらのお店では、素敵な家具や服や雑貨が並べられていました。一つ一つ素敵なものばかりで、おしゃれで洗練されているのにあたたかく居心地のいい空間でした。
天井から吊り下がった個性的でかわいいモビールが目を引きます。
こんな部屋に住んでいる友人がいたら居着いてしまいそうです。
同じフロアの角にはminä perhoneが開いたカフェ、puukuu食堂もありました。今度おなかがすいているときにもう一度行きたいです。
私が写真を撮ってきたのはここまでなんですが、上にもたくさん魅力的なテナントが入っています。
3階では Kiyoyuki Kuwabara Accounting Galleryに行ってきました。写真ギャラリーと会計事務所が融合した特殊なギャラリーで、客とアーティストの距離が近いのも特徴です。ギャラリーに慣れていなくて、だいぶ緊張しながら入ったのですが、意外に気楽な空間でした。他にも年配の男性が見に来ていて、幅広い年代の層に支持されていることを再確認しました。
この日はお休みだったのですが、ハンカチ専門店のYLiNUM(イリナム)も気になっています。長く大切に使われるような繊細なハンカチを作っているお店で、結婚式の際に持つブライダルハンカチにも人気だそうです。心に残る贈り物を探しているときに行きたいです。
他にも、ランニンググッズ専門店のRUN BOYS! RUN GIRLS! や武蔵野美術大学が運営するギャラリーgallery aMなどが入っています。
アガタ竹澤ビルを出ると、横にあるのがフクモリというカフェ定食屋です。おしゃれな内装と雑貨に囲まれて、栄養満点のおいしい定食を食べることができます。

さらにその横のビルには「作家雑貨展示室」の看板が出ていました。毎月違う作家さんの雑貨を置いているそうです。

気になって入ってみると、ビルの一室にずらっと雑貨が並べられていました。

アクセサリーやイラストや、木を使ったカトラリーなど、どれも個性があって楽しかったです。来月は同じ作家さんの作品に会えないと思うと、いっそう出会いを大事にしたくなります。
かわいい猫のブローチに後ろ髪をひかれつつ、絵葉書を1枚購入しました。
大通りに出て左に進むと、先ほどアガタ竹澤ビルに入っていたeläväのもうひとつの店舗が見えてきます。

お店に入ると、店員さんと常連さんらしきお客さんが和やかな雰囲気でお話しており、温かい空気が流れていました。

こちらのお店は、食と器にフォーカスしたお店のようです。
服とインテリアがメインだったeläväⅡとは品ぞろえが違うのですが、同じ居心地の良さを感じます。
お酒が好きな人が、「今晩なにをつまみに飲むかなー」とか考えながら見ても楽しそうです。

木の階段を上ると、2階はギャラリーのようになっていました。
大きな窓から光が差し込んでいて、コンクリート調の床と白い壁と木目のテーブルがマッチしていて、なんだか息をもらしたくなる空間でした。
初めて見る不思議な形なのに、どこか懐かしさを感じるような器が並べてありました。
最後にこの日回った場所を簡単に地図にまとめました。

問屋と住宅が並んでいる中にこんなにアートを感じられるところがあることが驚きでした。
芸術に疎い私も、見ているだけで感性が磨かれるような気がしました。
もちろん、芸術の心得がある方はもっと楽しいと思います。
伝統ある下町の中に芸術が息づいている街「馬喰町」、次の休日のお出かけにいかがでしょうか。
〈店舗情報〉
①アガタ竹澤ビル
所在地:東京都千代田区東神田1-2-11
アクセス:
(1)JR総武線「馬喰町駅」、都営新宿線「馬喰横山町駅」より徒歩2分
(2)都営浅草線、東京メトロ日比谷線「馬喰町駅」より徒歩4分
(3)都営浅草線「東日本橋駅」、東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」より徒歩5分
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
②club d by D&DESIGN
所在地:東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル1F
営業時間:12:00-18:00
定休日:月-水・土・日
公式HP:https://club-d-by-danddesign.stores.jp/
③eläväⅡ
所在地:東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル201
営業時間:11:00-19:00
定休日:日曜定休(展覧会開催期間は無休)
公式HP:https://www.mina-perhonen.jp/elava/elava2/
④フクモリ 馬喰町店
所在地:東京都千代田区東神田1-2-10泰岳ビル1F
営業時間:
[月/火] 11:30-22:00(L.O 21:00)
[水-土] 11:30-23:00(L.O 22:00)
[日] 10:00-16:00(L.O 15:00)
※LUNCH 11:30-15:00/CAFÉ 15:00-17:00
定休日:年末年始・夏季休暇
公式HP:http://fuku-mori.jp/bakurocho
⑤作家雑貨展示室sakka_zakka ばくろちょう
所在地:東京都千代田区東神田1-2-10 2F
営業時間:11:00-18:00
定休日:土・日・祝(土曜は不定期開催)
公式Instagram:https://www.instagram.com/sakka_zakka/
⑥eläväⅠ
所在地:東京都千代田区東神田1-3-9
営業時間:11:00-19:00
定休日:日曜定休(展覧会開催期間は無休)
公式HP:https://www.mina-perhonen.jp/elava/elava1/
writer C.Yamada